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2016.09.28

西野亮廣さんによる「お笑いの企画」レポート!


7/16(土)第6回目は【お笑いの企画】。

ゲスト講師として、
キングコングの西野亮廣さんにご登壇いただきました。


講演がはじまる前から、受講生と打ち解ける西野さん。
笑いと熱さが徐々にBUKATSUDOを包んでいきます。
受講生が心躍らせる中、講義がはじまりました。


「西野亮廣」という生き方。

漫才コンビ「キングコング」結成から5ヶ月で、
NHK上方漫才コンテストの最優秀賞を受賞。
多数のテレビ番組に出演し、
またたく間にお茶の間の人気者になっていく西野さん。
現在、その活動はお笑いだけにとどまらず、
絵本の執筆や、海外での個展・ライブ活動、そして街づくりの企画まで。
その原動力はいったいどこからくるのでしょうか。


・芸人とは「みんなが右にいくときに左にいっちゃうやつ」
「そんなことをしても良いの?」と存在そのものが質問になっちゃう人。
その姿勢、生き様の名前だと思っています。


・芸人だから「~~をしなければならない」という決まりはない。
自分のやりたいこと、好きなことをやる。
その方が、みんな笑顔になれる。



西野さんのお話に前のめりに聞き入る受講生たち。
「お笑い芸人」という肩書きに縛られることなく、
越境し続ける西野さんの言葉の一つ一つには、
人の背中を押すパワーがみなぎっていました。


幸せの「伸び率」をデザインする。

未来を見据えたエンターテイメントの企画として
世の中から注目を集めている西野さんの「街づくり企画」。
西野さんは未来のエンタメをどのように捉えているのでしょう。


・人が「幸せ」「楽しい」と感じるのは、「伸び率」だと思うんです。
テストで95点とっている人が96点とるよりも、
0点から50点をとった人の方が嬉しい。
欲しい物はなんでも揃っている時代だからこそ、
次のエンタメは伸び率をデザインした方が良い。


・みなさん企画を立ち上げて、うまくいった時に楽しいのは、
高確率でうまくいかないリスク、不安や恐怖があるから。
マイナスからデザインしてあげるだけで人は楽しくなれる。


不安や恐怖というマイナスの感情をも楽しさに変えていく、
どんな時でも前向きでポジティブな西野さんらしい言葉に、
苦悩や葛藤を乗り越える前向きな力を感じました。


「見たことのないもの」に挑戦する。


2015年、ハロウィン翌日の「渋谷のゴミ問題」の娯楽化を提案した西野さん。
区長や一部企業、そして約500人の一般人を巻きこむ異例の課題解決法が評価され、
広告賞も受賞しました。
新しい企画を世の中に送り出し続ける西野さんに、企画の極意を伺いました。


・せっかく生まれたのだから、
先人のコピペはもうやめて、見たことのないものを作りたい。
ここにない選択肢や、これまでなかった選択肢を作る。
なるべくたくさんの選択肢を増やした方がよい。


・企画は、選択肢を増やす作業だと思います。
アイデアには1円の価値もない。とにかくやる。
大切なのは突破力、絶対に実現してしまう力です。



自分の限界を決めず、どこまでも挑戦していく西野さんの姿を見て、
「まずは一歩踏み出してみよう」
「自分の力で自分の可能性を広げてみよう」
そんな勇気をもらえた3時間でした。
西野さんは現在も、挑戦をつづけています。



4年の歳月をかけて完成した「えんとつ町のプペル」、


そして、クラウドファンディング、
キングコング西野の個展『えんとつ町のプペル展』を入場無料で開催したい!


西野さんのまだ誰もしたことのないことへの挑戦です。ぜひご注目ください。


次回はANREALAGE 森永邦彦さんによる
ファッションの企画です。



ライター:滝本菜月
写真:佐藤亮平
フォトプロデューサー:片岡圭史
Web協力:KNAP
デリバリーサービス:NEW PORT