Kikakumeshi

企画でメシを食っていく

ニュース makikomi tsunagari tasukeai

2017.06.02

「企画メシ 2017」スタート!初回は「言葉の企画」


5/6 (土)、「企画でメシを食っていく2017」が開講しました!

初回は、企画メシのモデレーターを務める、
コピーライターの阿部広太郎さんによる【言葉の企画】。


講義がはじまる16時まで、
はじめて顔を会わせ、緊張しながらも
会話を楽しんでいた受講生のみなさん。
期待が高まる中、BUKATSUDOのHALLにて、
いよいよ講義がはじまりました!


「企画書とは何か?あなたなりの定義を考えてください」
まずは、この事前課題をもとに、
受講生30名+インターンシップ生2名が
一人ずつ前に出てきて、自己紹介をしました。


「企画書」とは何か?&自己紹介

「企画書」とは何か…?
「台風の目」である。
「バンジージャンプ」である。
「ガラムマサラ」である。
「太陽」である。
「『ニヤニヤ』を考え、提案すること」である。


…などなど、32人それぞれの考える「企画書」を共有。


ふだん仕事で企画をしている人から、
今回はじめて企画について考えた人まで、
発表資料の作り方や企画書の捉え方も様々でしたが、
「企画でメシを食っていきたい」という同じ志のもと集まったメンバーの、
きらきらとした気持ちが伝わって来ました。
中には、関西や甲信越など遠方から通う受講生も。
「“ものごとをどう定義するか”にその人らしさが出る」
という阿部さんの言葉が、とても印象的でした。


待っていても、はじまらない。


後半は、阿部さん自身の働き方のお話を。
中学時代、クラスに居場所を見つけられなかった阿部さんが、
アメフトに出会い、8年間続けたことで見えた、
「世の中に一体感をつくりたい」という人生の目標。
その思いのもと、電通に入社した阿部さんは、人事局を経てクリエーティブ局へ。
ついにコピーライターになれたものの、苦しい時期が続いたそうです。
圧倒的な量に向き合う中で、少しずつ活路を見出していく。
そこから這い上がってきた経験があるからこそ、
「なにがあっても、なんとかなる」と、
自分を信じられるようになったといいます。


それからは、待つのではなく、自ら動き出すまでの話を。
ロックバンド「クリープハイプ」との仕事や、
恵比寿での「エビスガオプロジェクト」「感想文庫」「恵比寿じもと食堂」の活動まで。
「言葉の人であり、行動の人でありたい」という阿部さんは、
まさしくその言葉通りの方でした。
詳しくは、阿部さんの著書、
待っていても、はじまらない。―潔く前に進め」をご参照ください。


自分にしか書けない言葉で、自分を企画する。

阿部さんは言葉を「思い出を引き出すもの」と定義し、
経験から本質を探り、コピーを書いているそうです。
それを踏まえて、コピーを書くワークショップを実施。
32通りのさまざまな答えが並び、最後までどれに票を入れるか悩んでいた阿部さん。
正解はなく、伝えたい相手の気持ちを考えることが大事だと仰っていました。



「あなたはこれから、何を企画して生きていきますか?」


企画メシではこのテーマを、
半年間かけてそれぞれが見つめていきます。


講義後は、懇親会「アフター企画メシ」へ。
緊張もほぐれ、尽きない話で会場は盛り上がりを見せました。
企画メシを通して、一人ひとりが、
これからどう変わっていくのか、とても楽しみです!


次回は、晋平太さんによる「ラップの企画」です。



ライター:弘瀬桃子
写真:佐藤亮平
Web協力:KNAP
デリバリーサービス:NEW PORT