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2016.08.23

シモダテツヤさんによる「WEBの企画」レポート!


7/2(土)第5回目は【WEBの企画】。

ゲスト講師として、
バーグハンバーグバーグの
シモダテツヤさんにご登壇いただきました。


シモダさんは2009年、株式会社バーグハンバーグバーグを設立。
会社理念に「がんばるぞ!」、
採用基準に「炎の洞窟の奥に住む爆炎の魔神 かつやる気のある人」を掲げるなど、
他の企業とは一線を画すユニークな会社です。
また、同社から生み出されるコンテンツも非常に独創的。
「結婚祝いにシマウマを贈ってみた」「インド人完全無視カレー」など、
世の中にたくさんの話題と斬新なクリエイティブを提供しています。


社内制度としてオリジナル祝日を導入。
「父の父の日」、「鉢底に入れる石の日」、「なんでも溶かすキックの日」。

・もともとサラリーマンだった頃から、
「6月に祝日がほしいなぁ」というモヤモヤがずっとありました。
社長は自由に会社の制度を決められるので、
「6月にでっち上げの祝日を作って休もうじゃないか!」と、
でっちあげの休日を設けました。


・みんなが休みの日よりも、
自分だけ平日に休みができた時の方がちょっとした優越感が得られる、
これが働く上で大事なモチベーションになります。
社員にも「羨ましがられる会社でいよう」といつも言っています。



シモダさんの話にどんどん引き込まれていく受講生たち。
エピソードのひとつひとつがとにかく面白く、
会場が大きな笑い声に包まれます。


仕事も遊びも全力で楽しむ、
やりたいことは全部やってみるチャレンジ精神が、
斬新で面白い企画を生み出す秘訣なのかもしれません。


会議室で思い出してもらえる会社にならないと意味がない。

シモダさんの「ちゃんとふざける」という方針が固まったのはいつですか?
という阿部さんの質問に対し、


・会社を作った時に、かっこいい系、かわいい系の仕事はやらないと決めました。
ラーメン屋でも味噌・醤油・豚骨など色々なラーメンを出す店よりも、
一種類でやっているほうが美味しそうだし、こだわっている気がする。


・「おふざけ系」だったらうちの会社!と、
会議室で最初に思い出してもらえないといけない。
リーチしたいところにリーチするためには要素を削ぎ落とすのが大事。


と教えてくださったシモダさん。
自分の得意分野に絞って他の要素を削ぎ落とすことも、
尖った企画をつくる上では重要なのだと気付かされました。


「ひとと同じことはやらない」


今回、受講生の皆さんに課題として提示されたのは、


『同僚、友人など「人」に対するマンネリを打破する方法を考えてください
※100人に1人にしか思いつかないような方法を期待しています』


という課題でした。


・やっぱりかぶっているものが多かったな、と思いました。
このクラスの30人の中でいかにかぶらないようにするか、
念頭において作らなくちゃダメだと思う。


・僕は、マンネリを打破するのは「秘密をつくる」ことだと思う。
相手のことを知ってきたからこそ飽きてしまう。
何か秘密を持っている人は、自然と雰囲気が出る。
この人はまだ言い切ってないな、と思うと、
もっと知りたくなって「また会いましょう」となる。



他人とかぶらないための、
様々なテクニックを伝授してくださったシモダさん。
真剣にメモをとる受講生の眼差しが印象的でした。


最後に、阿部さんが、
「シモダさんにとって『企画』とはなんですか?」
と質問をすると、


「愛のある嫌がらせをすること」
と答えてくださったシモダさん。


・ちょっといじわるしてみることが企画する上で大切だと思っています。
これからも愛のある嫌がらせをしていきたいです。


いつもポジティブで、人の気持ちに寄り添いながら、
常に面白いことにチャレンジしていくシモダさんの魅力に触れ、
今すぐ動きだしたくてウズウズするような3時間でした。


次回は、キングコング西野亮廣さんによる
「お笑いの企画」です。



ライター:滝本菜月
写真:山口こすも
フォトプロデューサー:片岡圭史
Web協力:KNAP
デリバリーサービス:NEW PORT